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専門コラム 第54話 営業なら将来に活かせる付加価値(マーケティング力)を持とう!

ここまでコロナ関連のコラムを4回に亘り続けてきました。

 

驚くことに新型コロナのニュースはテレビでも頻繁に報道されるようになり(いまや国難ですから当然のこと)、初めて記事を上げた頃と比べるとニュースの配信機会は増加しています。

 

そして本年3月(2020年3月29日)には、コメディアンの志村けんさんをコロナ肺炎により失うという大変ショッキングな事件があり、この訃報に台湾の蔡英文総統は追悼の言葉をツイッターに著しました。

簡単に言ってしまえば、世界的なウイルス感染は「見えざる戦争の始まり」と言って良いでしょう。

 

今回5回目になるコロナ関連のコラムですが、あらためて住宅営業としてやるべきことについて考えてみましょう。

 

 

営業なら将来に活かせる付加価値(マーケティング力)を持とう!

アフターコロナでも状況はそう変わりない

本年4月、安倍首相は緊急事態宣言を発令するにあたり、人と人の接触率を7〜8割に抑えれば、5月7日以降、新型コロナの感染者数はピークアウトに転じる。

それには「皆さんの協力がぜひ必要」と国民に訴えかけました。

 

ただ乗っけから腰を折るような言い方になりますが、アフターコロナ以降も状況として大きくは変わらず、新型ウイルスとの戦いは年単位になることが感染症専門家の見立てです。

最大の理由は、新型ウイルスに効くワクチン(免疫を獲得できる種)がまだ承認されていないからです。

 

確かに人との接触率を7〜8割に抑えれば、新型コロナウイルスの感染者数は減少に転じることは間違いではないようです。

しかし、緊急事態宣言が解除された現在もまだまだ予断を許さない状況が続いています。

仮に今夏の感染者数が一旦落ち着いたとしても、コロナウイルスとの戦いはこの秋冬に再発(第2波、3波の発生)すると考えられます。

 

つまりどんなに少なく見積もっても、新型ウイルスとの戦いはある程度長期戦となることは確実なのです。

 

営業が持つべき付加価値とはマーケティング力

記事を本題に戻しましょう。

 

単刀直入に言えば、タイトルにもある【付加価値】とはマーケティング力です。

そしてマーケティング力とは理論や難解な英語などではなく、単に「お客を呼んでくる能力」のことです。

 

特に未曾有の災害コロナ時代にあって、住宅営業のみならず全ての営業に、マーケティングは必須の技術です。

 

ある営業の場合は、住宅セールスの仕事を始めて数年後に獲得した、ニュースレターがこれに相当します。

 

ニュースレターと稼働している現場が一つあれば、どのような状況下でもやり直せる「根拠のない自負」がこの営業にはあります。

逆にこういう自負があれば、何が起きても慌てずに済みます。

 

もちろん、ニュースレターにこだわる必要はありません。

やや古くはなりますが、チラシやセールスレター、ダイレクトメールなどのDRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)ツールは、いまも立派な文書型マーケティングツールです。

 

YouTubeや動画アプリなども新しいマーケティグツールに

また近年ではYouTubeや家の中を見せるための動画アプリなども、新たなマーケティグツールに含まれるようです。

文章作成やレター・ライティングが不得手という方は、これらのツールが中心になるかもしれません。

 

ただ、これらのツールを扱えるようになるには、建築に関しての造詣、基礎知識が必要です。

 

しかしこれも、人に制作を任せる場合は、無理に自分で覚える必要はありません。

でも自分でやりたい方でしたら、建築に関しての基礎知識や基本的なプランニング力が欠かせませんし、これらの知見はお客様との打ち合わせを進める場合にも必要です。

資金計画の知識が要らないわけではないことは、過去のコラムをお読みいただければ分かるでしょう。

 

それを前提に営業の皆さんには、自分なりの付加価値を見つけてもらいたいと願っています。