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専門コラム 第3話 お子さんの進学に合わせてやっておきたい住まいの準備

 

小学校へ入学する前は親子ともどもほんとうにワクワクしますよね。

 

お子さんは「どんな友達にあえるかな?」「先生はどんな人かな?」と期待に胸を膨らませているはずです。

 

親御さんは楽しみなのと同時にお子さんがなるべくまごつかないように、毎日の勉強や次の日の準備がしやすい環境を整えてあげたいところです。

 

そこで今回はお子さんの入学前にできる、勉強しやすくしかも自立心を育みやすい住まいの準備についてお伝えします。

     

お子さんの進学に合わせてやっておきたい住まいの準備

住まいの準備とは?

   

  

住まいの準備とはお子さんが帰ってきて荷物を置くところから、勉強や明日の準備までをスムーズにできる環境を整えてあげることです。

 

具体的には帰ってきたらリビングのどこにランドセルを置くかや、どこで勉強するか、学校の物をどこにしまうかを考え、必要であれば収納などをそろえましょう。

 

それぞれの配置はなるべく早めに考え、持ち物や衣類などがある程度手元に届く3月ごろになったら収納などを購入するのがおすすめの流れです。

 

お子さんも一緒に考えると責任感が芽生えるそうなので、ぜひ親子で楽しみながら準備してみましょう。

     

帰ってきたらやること

   

まず学校から帰ってきたらやることを基にして考えてみましょう。

 

手順1:帰ってきたら荷物を置く場所

 

 

まず帰ってきてからランドセルや荷物をどこに置くか考えます。

 

置くところをしっかり決めると部屋がちらからず、次の勉強にスムーズに移れます。

 

できればこの後に紹介する、スタディスペースのすぐそばに置くのがおすすめです。

 

手順2:お知らせなどを出す場所

 

 

次に学校でもらったお知らせなどを、帰ってきたらすぐに出す習慣を付けましょう。

 

たとえばスタディスペースにマグネットボードなどを用意して、そこに貼るといつでも見やすくなります。

 

ポイントは2つあり、1つはランドセルを置いて手洗いうがいをしたらすぐに出すなど、いつ出すか決めておくことです。

 

小さなお子さんはまだ自分で気づくことは難しいので、「いつやるか?」を決めてあげると習慣化しやすくなります。

 

もう1つは、できるだけお子さんが見やすいところに掲示することです。

 

つい大人が見やすい冷蔵庫の扉などに貼ってしまいますが、お子さんにとっては見にくい場所です。

 

スタディスペースに貼ってお子さんも見えるようにすると、「明日は給食がないな」など自分でも予定を気にするようになってくれます。

 

手順3:おやつ

 

 

ここまでやったら学校でがんばったご褒美に美味しいおやつを出して、学校で何があったかじっくりと聞いてあげましょう!

 

スタディスペースで宿題

 

おやつを食べて一息ついたら、いよいよ学校で出された宿題をやることになります。そのためのスタディスペースを準備しましょう。

 

スタディスペースとは

 

 

お子さんの勉強する場所は、小さなうちはダイニングテーブルやキッチンカウンターという方が多いと思います。

 

そこでそのまわりを一工夫して、勉強に集中しやすい環境にしたのがスタディスペースです。

 

スタディスペースと言っても大げさな仕切りなどは必要なく、ダイニングテーブルなどの下にカーペットやフロアシートを敷いて「このエリアに入ったら学校のことをやる!」と決めるだけで十分です。

 

そこに入ると気持ちが切り替わり、集中力が高まるようにしてあげるのです。

 

スタディスペースを集中しやすくする

 

 

しかしダイニングテーブルなどはプライベート空間にあるため、気持ちの切り替えや集中がしにくいという注意点があります。

 

お子さんはまだ長い時間集中できませんし、しかも何か気になる物があるとすぐに集中が途切れてしまいます。

 

これは大人も一緒ですが、集中したいときは視界に入る物を極力少なくした方が良いそうです。

 

ですのでまわりはできるだけ片付けて、テレビやゲーム機などが見えないような配置にしてあげましょう。

 

またお子さんのスペースなのでつい好きなキャラクターグッズなどを置いてしまいがちですが、こちらも勉強している間は見えない方が良さそうです。

 

もちろんそれでは少しさびしいので、休憩で向きを変えた時に見える位置に飾るようにしてはいかがでしょうか。

 

スタディスペースに収納を作ろう

 

 

可能ならスタディスペースのそばに棚や収納ボックスなどを置いて、帰ってきたらランドセルを置いたり学校の物をしまったり、次の日の準備もできるようにしましょう。

 

小学校で使う物は教科書や文具、ナフキンや巾着袋など、ストックも入れるとかなりの量があるので収納を充実させたいところです。

 

値段はちょっと張りますが、通販などで売っているランドセルや小物がしまえるラックなどを買うのも良いでしょう。

 

ただし他のご家庭も準備する3月ごろは、品切れが多くなるので注意してください。

 

あるいはホームセンターなどで売っているラックやカラーボックスと、100均などにあるトレーや引き出しを組み合わせて作ると出費が抑えられます。

 

いずれもお子さんと一緒に「これを入れるにはどれがいいかな?」と考えならが選ぶのはとても楽しいものです。

 

スタディスペースのお掃除

 

 

スタディスペースはお子さんが自分で片付けるのはもちろん、お掃除もやるようにしてはどうでしょうか。

 

すると汚さないように使う気遣いや「ここは自分がきれいにする!」といった責任感が育まれます。

 

始めは手伝ってあげながら、少しずつ自分でやるようにしていきましょう。

 

次の日の準備をする

 

 

宿題が終わったら一休みをして次の日の準備へ取り掛かりましょう。

 

準備する物がスタディスペースのまわりにあれば、すぐに準備に移れます。

 

ポイントは準備する物のリストを作ることと、準備を終えたランドセルなどを置く場所を決めておくことです。

 

こうするとお子さん自身でも準備しやすく、しかも親御さんの最終チェックも楽にできます。

 

もちろん初めは手伝ってあげながらですが、あくまで主役はお子さんという距離感で見守ってあげると良いでしょう。

 

いずれはすべてやるわけですし、自分で用意すると学校へ行くワクワク感が高まります。

 

多くのことが不慣れで時間がかかると思いますが、ここはじっくり付き合ってうまくできたら思い切りほめてあげましょう!

 

住まいの準備はいつごろから?

 

 

地域差はあると思いますが入学式までは以下のような流れが多いようです。

 

年が明けたらおおまかな配置などを考え、3月頃にはランドセルと衣類がそろうので収納などを準備しましょう。

 

・10月 就学時検診

       ランドセルの購入準備(届くのは年明け)

・2月  学校説明会

      文具や体操着、給食着、箸などを購入

・3月 ★ここで住まいの準備!

・4月 入学式

     教科書や教材の配布

 

2階の子供部屋は?

 

 

学校の物を2階の子供部屋に置いても良いのですが、小さいうちは勉強するダイニングテーブルなどのそばにあった方が、奥様が家事をしながら準備を手伝ってあげられるので効率が良くなります。

 

2階の子供部屋に置くのは、高学年になり自分の部屋で勉強するようになってからでも遅くないと思います。

 

それまで子供部屋にはおもちゃやキャラクターグッズを置くようにして、思い切り遊べる空間にしてはどうでしょうか。

 

勉強机はいつごろ買う?

 

 

勉強机は2〜3年生のころに買うご家庭が多いように感じます。

 

もちろん入学祝いで買うご家庭もあり、勉強への意欲を高められるのでそれも良いかもしれません。

 

勉強で使うのはまだ先ですが、他のお友達が買ったという話を聞いて欲しくなってしまうお子さんもいるようです。

 

まとめ

 

 

小学校の入学前にいろいろな準備をしていると、未来への出発に向け期待で胸がいっぱいになります。

 

少しずつ成長していくお子さんの姿を見るのは何ものにも代えがたい幸せがあり、また家を建てた喜びを何倍にもしてくれます。

 

親としては実際に学校が始まると大変なのもわかっているので、わが子が少しでもスムーズに学校生活になじめるよう手助けしたいものです。

 

今回紹介した住まいの準備はあくまで一例ですので参考にしていただき、お客様のお宅でできるお子さんへのサポートをしてあげてください。