専門コラム 第31話 暗い空間をおしゃれに明るくする方法
どんよりと曇った冬空は、お部屋もなんだか暗く見えがち。
それだけでなく、採光が入りにくい空間をできるだけ明るく見せたい!とお悩みの方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、暗いスペースをおしゃれに明るく見せるテクニックをご紹介いたします。
暗い空間をおしゃれに明るくする方法
1. 明るい色のアートやミラーで採光量をアップ
手っ取り早く暗い部屋を明るく見せるには、鮮やかなアートや鏡の活用が効果的です。
たとえばアートは、光を吸収してしまうダークな色を避け、太陽のような明るい黄色やオレンジ、南国の海を思わせるターコイズブルーを使った絵もおすすめ。
わずかな太陽光でも、明るい色に反射して採光量を増やすことができます。
これは鏡を使う場合も同じ。
配置はお部屋に入ってすぐ目に入るフォーカルポイントや、窓の真向かいに大きな鏡を一点、もしくは小さな鏡をいくつか並べて掛けることで、明るさだけでなく空間の広がりも感じさせることができます。
2. 照明・家具はリフレクション効果を狙う
表面反射の原理を利用できる、ガラスの照明や家具も効果的です。
たとえばクリアガラスのシャンデリアは、太陽光や電球の光源を空間全体にキラキラと反射させ、明るい雰囲気にしてくれます。
またシンプルやレトロ、モダンテイストがお好みの方には、あらゆる方向に光を柔らかく拡散させる乳白色のガラス照明もおすすめです。
またテーブルの天板には、アクリル製やガラス製など鏡面仕上げの天板のものを選んでみましょう。
光を反射して明るくしてくれるだけでなく、空間に抜け感が出てを広く見せてくれる効果もありますよ。
3. 煌めくメタル素材の小物で華やかに
インテリアアクセサリーを、ゴールドやシルバーなどのメタル素材に変えてみるのもひとつの方法です。
煌めきのある質感の花器や鉢カバー、小物を空間に分散して飾ることで、暗くて殺風景な空間が華やかでラグジュアリーな雰囲気に生まれ変わります。
ポイントは、色の統一感。
家具のつまみや脚、照明に使われたパーツの金属部分と同系色を選んだり、テイストを揃えることで、より洗練された雰囲気を演出できますよ。
いかがでしたか?
その他に、ニュートラルカラーをベースにした部屋にはカラフルなラグを敷いてみる、見た目に重さを感じるマットなカーテンをやめ、お部屋全体に光が広がるシアー感のあるカーテンやブラインドを選ぶのも手軽に明るくする方法です。
シアー感のあるカーテンでも、最近はプライバシーを守れる工夫の施されたものや保温性のあるファブリックも多く出ています。
ウィンドウトリートメントの見直しは、効果的に変化を感じることができますよ。
暗いお部屋をおしゃれに明るくしたい!とお考えの方は、ぜひ試してみてくださいね。
もともと技術的なことが大好き。
前職は医薬品の工程設計や設備設計に携わり、実際にモノづくりの現場を経験しています。また、技術資料も日常的に制作していました。
そこで培った解析力をもとにお客さまの会社や製品の技術的な良さ、魅力をわかりやすく整理し、デザインを通して発信いたします。