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専門コラム 第35話 北欧に学ぶヒュッゲな暮らしのヒント

   

突然ですが、最近ホッとできる時間を取れていますか?

 

忙しい日々が続くと、自分に優しくする時間さえ、忘れている方もいらっしゃるかもしれません。

 

そんなときいつでも、心の落ち着きを取り戻せる場所があったなら…

 

暮らしの満足度もぐんと上がるのではないでしょうか。

 

そこで今回は、デンマークのライフスタイル「ヒュッゲ」から学ぶ、心地よく過ごせる暮らしのヒントをご紹介いたします。

  

  

北欧に学ぶヒュッゲな暮らしのヒント

1. 「ヒュッゲ」とは?

 

デンマーク発祥の「Hygge(ヒュッゲ)」という言葉を聞いたことがある方は少なくないでしょう。

 

一年を通して日照時間が少ないこの国では、家の中で小さな満足感や幸福感をもたらす物や行動のことをそう呼びます。

 

ある意味デンマークの人たちの生き方や哲学、日常でもあるヒュッゲは、誰もが気軽に取り入れられることが魅力です。

   

  

2. 自分だけの居場所を心地よく設える

  

たとえば外の景色が見える窓辺の一角に、心地よい一人掛けソファや椅子を設置。

 

傍に肌触りの良いブランケットや飲み物を置く小さなテーブル、お気に入りのグリーンを置いてみましょう。

 

テーブルは代わりにワイン箱やスツールでもいいですし、グリーンはお庭の小さな花や枝を花びんに活けただけでも季節を感じるコーナーに。

 

また天然素材やソフトなカラーのクッションやブランケット、ラグなど異なる質感の素材を重ねることで、よりヒュッゲな雰囲気を演出することができます。

 

 

3. 小さな灯りを取り入れてリラックスモードに

 

デンマークはキャンドルの消費量世界一。

 

年間一人当たり6㎏ものキャンドルを消費すると言われています。

 

確かにユラユラ揺れる炎の「ゆらぎ」は、不思議と心に落ち着きをもたらしてくれますね。

 

リラックス効果を高めると科学的にも実証されているので、積極的に日常に取り入れたいアイテムです。

 

もしも火の始末が不安、という方なら炎の揺らぎを再現したLEDキャンドルや、壁面を優しく照らすフェアリーライトを代用するという手もあります。

 

照明は直接照明をそっと消して、間接照明をメインに温かみのある暖色電球を。

 

柔らかな灯りがほんのりと周辺を照らし、心のコリもふっとほぐしてくれるでしょう。

 

懐かしさを感じるアイテムを取り入れる

 

ノスタルジックな気持ちにさせるアイテムは、温かな雰囲気作りに役立ちます。

 

たとえば母親から譲り受けた古い食器や風景画、家族の若い頃の写真、旅先で偶然見つけた雑貨などは、自身の思い出やルーツを感じられる心和むアイテムです。

 

またDIYなどで手を加え、変身させてみるのもより愛着を感じられるかもしれません。

 

けれども全てを雑多に並べるだけでは、心地良い空間とはかけ離れたものになってしまいます。

 

お部屋に置くものは、シンプルに厳選したアイテムのみを飾ることがちょっとしたコツです。

 


   

 

自分が心地よいと思える空間や事柄で、心と体を満たすこと。

 

些細なことですが、いつのまにか癒されるだけでなく日常もより豊かにしてくれるはずです。

 

世界の中でも幸福度が高い、と言われる北欧の暮らし。

 

そのコツを小さなところから意識してみてはいかがでしょうか。

    

 

  

記事提供:オフィスアシスト Michi  代表 中川 美智子

  

もともと技術的なことが大好き。

前職は医薬品の工程設計や設備設計に携わり、実際にモノづくりの現場を経験しています。また、技術資料も日常的に制作していました。

そこで培った解析力をもとにお客さまの会社や製品の技術的な良さ、魅力をわかりやすく整理し、デザインを通して発信いたします。