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専門コラム 第254話 【最終章】得意なことで徹底的に磨きをかけると人生が変わる!〜あなたの目の前にある事は必要だから起きている!

    

先回のコラム[1]、読んでいただけたでしょうか。

内容は才能と努力に関する話ですが、いちばんには「いま上手く行っているものを続けてみよう」というもの。スピリチュアリストの MOMOYO さんの話[2]がベースとなっています。

やや内容が濃くなってしまい、前 2 回で終えるつもりが、三話まで引っ張ってしまうというありさま。そこで【最終章】では書ききれなかった大事な部分を、より明らかにします。

テーマは前回に続き、才能とはいったい何か、自分の得意分野を知るとはどういうことかです。


[1] 『第253話 【続編】得意なことで徹底的に磨きをかけると人生が変わる!〜上手く行っているものを取り敢えず続けてみよう 2023.01.29投稿』

[2] 『第252話 得意なことで徹底的に磨きをかけると人生が変わる!2023.01.26投稿』

  

【最終章】得意なことで徹底的に磨きをかけると人生が変わる!〜あなたの目の前にある事は必要だから起きている!

1 才能とは「すでに自分に備わっている」能力

 

あらためて、MOMOYO さんの言葉をもう一度思い出してみましょう。

「お金と言うのは、才能と努力。
この二つが融合した時、お金と言うものが発生するらしい」

そして動画でも言われているとおり、才能とは「自分の得意なこと」ですが、常にスキルを磨き、ブラッシュアップする努力も問われます。

しかも仕事である以上、そこには常に対価も生まれるでしょう。

つまり才能とは、他人から見て「自分の得意なこと」にとどまらず、きちんと対価をいただくレベルが必要だと言うこと。

これを別の言葉に置き換えると、才能とは先天的に備わっているもの。
しかも勉強しなくても分かる、また並の人より上手に上出来ることが、この場合の才能です。

過去に筆者は、友人に子供の服のコーディネートを頼まれたことがありましました。ちなみにこの際のコーディネート料は頂いていません。しかしサービス料を頂いても、この友人の「コーディネートを依頼する」お気持ちは変わらなかったでしょう。

同じことは、住宅営業でも何度か遭遇しています。

建物が竣工を迎え、いよいよ現場がお引渡しとなる頃、お客さまが感謝の思いを謝礼金に託して下さったのです。もちろん「こちらは受け取れません」と丁重に辞退しました。しかしいま考えると、これも一種の才能ではないかと思います。

MOMOYO さんは 10 代の頃、自分の意思でプロの料理人を目指し、料理を教える講師の講師といわれる方に、ワンレッスン数万円もの授業料を投資します。
しかしあることを理由に、自分の才能に見切りをつけます。料理のレベルは通常より高かったのですが、越えられない何かが彼女を阻んでいました。

その後、彼女はヒーリングやチャネリング、サイキックといった学校にも通います。
ただこの時は、どの学校に行っても思ったことがあります。
「どうしてこれらの学校は、皆が知っていることを、真新しい情報を伝えるような表現を、わざわざするのだろう」ということです。

このときMOMOYO さんは、学校で教わる殆どことは、すでに知っていたそうです。

そして新しいことを学びたいからと、いろんな学校を転々とします。

同じことを、小坂裕司氏も何かの動画で話しています。

小坂氏の片腕に絶大の信頼を置く、肥前利朗さんという方がいます。
そして彼のコーチングの才能を、小坂氏は「トレーニングなどに拠らず、あたかも息を吸うようにできている」とベタ褒めします。

ここから、才能とは「自分の得意分野」、あるいは「自分好きなこと」といった単純なものではなく、何かで開花するというより「すでに自分に備わっている」ことと考えられます。 そしてその多くは、本人にはそれが真の才能と気づいていません。

   

2 あり得ないことを受け入れてみる

 

段々話が難しくなってきました。
しかし、だからこそ、目の前のことに力を尽くす生き方に意味があります。

前のコラムにも書きましたが、目の前の上手く行っていることを、取り敢えず続けてみること。しかもこれは、スピリチュアル的にも正しい。

たとえば、営業のような仕事がどうしてもイヤで仕方がないとします。
また本来やるつもりはなかったけれど、いずれはやめるつもりで続けているとしましょう。

またそういう方にとって、現在の仕事を受け入れるということは、100% あり得ないことかもしれません。そのようなあり得ないことを、逆に受け入れてみます。

あなたが好き嫌いにかかわらず、いまあなたの目の前にある事。それはあなたに必要だから、起きている事なのです。やめるつもりという姿勢は変わらなくて結構。でもその考えを含めて完璧だと考えてください。そうです。全ては不足感なく完璧なタイミングで現れます。

そして目の前のことを淡々と心を込めて続けます。そうすると、やがて次のステージがまたあなたの目の前に現れます。ポイントはこのとき下手に手を加えないこと、またコントロールしないことです。
また「そこから離れなさい」「次を考えなさい」という知らせは、心を研ぎ澄ませば聞こえてきます。

何を隠そう、MOMOYO さんも肥前さんも、言うなればこの方法で自分の才能を知り、また自分の天職といえるものに出会っています。 最初は難しいかもしれません。筆者も出来るときと出来ないときがありましたからよく分かります。でもこれができるようになると、心もオープンになります。

   

3 営業は数ある仕事の中でレベルの高い仕事

 

どのケースに当てはまる訳ではありません。
それでも「どの仕事に向いている」といった余計な事を考えず、目の前のことをやり続ければ、MOMOYO さんが言った「才能と努力の融合」が起きるでしょう。

すると殆ど方は、お金の心配から解放される。
繰り返しますが、それはあなたに必要で起きている事だから。

また自分の才能を活かす仕事に出会えれば、経済的成功がままならなくても、普通の人よりかなり幸せではないでしょうか。

営業は数ある仕事の中でも、レベルの高い仕事。
何より営業は人間そのものを相手にする仕事です。
しかも相手の感情を動かさなければ成果として返って来ません。

なかでも住宅営業は全うすることが難しく、
この職に出会われた方は、本来能力が高い方ではないでしょうか。

そう思って続けてみると、この仕事の持つ特別な側面にも気付くでしょう。

皆さまの健闘を陰ながら応援しております。

  

  

  

 

記事提供:経営ビジネス相談センター(株) 代表取締役 中川 義崇

 

弊社は、日本で唯一の『営業マンのための人事考課制度』を専門的に指導するアドバイザリー機関です。

営業マンの業績アップを目的とした人事考課制度を構築するための指導、教育・助言を行っています。

また、人事考課制度を戦略的に活用し、高確率で新規顧客を獲得するための方法論を日々研究しています。