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専門コラム 第285話 自身の営業ノウハウをブック化することについて

    

今回のコラムも、これから取り組んでみたら面白いかなということを取り上げます。
それは自身の営業ノウハウを書籍化することです。

書籍化と聞くと、出版社から本を出すことや kindle ダイレクト・パブリッシングをイメージする方もいると思います。もちろんそれもダメとは言いませんが、筆者は PDF で作る e-book で十分だと考えているんです。この際、本ではなく、ほんのレポートのようなもので構わないとさえ思っています。 その代わり、内容は何にも縛られない事実を書きます。そのほうが確実に面白いもの、他の方(営業マン)が読んで納得できるものが書けます。

  

自身の営業ノウハウをブック化することについて

1 実際にあなたがやっていること(体験談)を書くこと

 

もちろんですが、あなたがニュースレターをやっているのなら、それについて書いてみても良いんです。なぜなら、すでにニュースレターは、ベーシックな営業レターの一つだから。
更に良いことに、テーマとしてニュースレターはあまり人気がありません。

筆者が本の売上に責任がある編集者だったら、ニュースレターネタの営業本は、できれば避けるでしょう。初めからニュースレターネタの営業本は、売上に貢献しづらいことが分かっているからです。

でも今回出す本は、正式な本ではありません。もはや学生が書く小論文のようなものです。
でもそのぶんと言っては何ですが、コマーシャルは一切気にせず書けます。しかもニュースレターこそ、真に効果を発揮する営業ツールです。もしあなたが正真正銘のプロ営業だったら、誰よりそのことが分かるはずです。

そしてニュースレターを実践して成功したら、それだけであなたは読者の信頼を獲得できます。あなたはウソを言わない営業マンとして、厚い信頼を勝ち得るということです。

そしてこれも知っているでしょう。
誰かから信頼されたければ、相手を成功させることだと。
その意味では、ニュースレターはまさに持ってこいの商材です。

もちろんこのほかにも、結果の出る営業方法をあなたは知っています。
とにかくその話を、嘘偽りなく書けば良いのです。体験談こそ全てです。 残念ですが、どんなに上手く書けたとしても、人から聞いた話・ノウハウは大きな効果を呼びません。繰り返しますが、体験談こそ人の心を動かします。

    

2 営業で頑張った方はリタイア後の人生も明るい!

 

なぜこんなことを書いたかというと、営業で頑張った方には、リタイア後の人生設計の用意がちゃんとあるということです。

そして、その準備には何も新しいことをする必要はありません。
これまでどおり、ニュースレターを書けば良いんです。

ただ、内容はこれまでと変わります。
端的に言えば、これまでお客様に届けていたハードコピーのニュースレターをウェブ上のニュースレター(つまりメルマガ)に変えれれば良いんです。そしてこれまでニュースレターで教育するのは、住宅の専門性でした。リタイア後はこれまで築いてきた営業ノウハウ伝えれば良いんです。

そして、これを全国の若い営業マンに伝えていきます。

もちろん定年退職しても、あなたが健康で安定して売れる営業ということなら、会社としてもそのまま残って営業してもらいたい気持ちでいると思います。この場合は、後進の指導にあたりながら営業を続けることもできます。

そのような営業社員を大切にする会社があることを筆者も知っています。
あなたがそういう関係性を保てる会社にいるなら、それはそれで最高のことです。 ただあなたがニュースレターで結果を出した方なら、ぜひその経験をメルマガでも伝えて欲しいと思います。ニュースレターで営業結果が出るということは、それだけで大変貴重な才能なのです。

  

3 実際に本を書くのは総合的な文章力が付いてから

 

ブログには自分が営業としてやってきたことを、それこそ素直に、そしてありのままに書きましょう。

ポイントは格好付けないことです。
失敗したこと。それをどう乗り切ったかも、書くと良いと思います。

ハッキリ言って成功談は、ほんの少しで良いんです。どうです。この程度で良いならあなたにも書けるのではないでしょうか。

更新頻度も毎日でなくて十分です。
メルマガ、またはニュースレターも、だいたい月に 2 本ぐらいで良いので更新します。このペースでも一年続けると、相当なコンテンツ量となります。

1、2 年ブログを続けていちばん違ってくるのは、総合的な文章力です。
そして本を書くタイミングですが、あなたの文章力が付いてきた頃です。なぜならその方が、失敗が少ないからです。

まあこんなことなどを、今後のコンテンツとして増やしていきたいと考えています。

 
皆さんにおかれましては、真夏の暑さに注意し、日々の業務に精一杯当たって下さい。

皆さまの健闘を陰ながら祈っております。

  

 

  

   

記事提供:経営ビジネス相談センター(株) 代表取締役 中川 義崇

 

弊社は、日本で唯一の『営業マンのための人事考課制度』を専門的に指導するアドバイザリー機関です。

営業マンの業績アップを目的とした人事考課制度を構築するための指導、教育・助言を行っています。

また、人事考課制度を戦略的に活用し、高確率で新規顧客を獲得するための方法論を日々研究しています。