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専門コラム 第287話 ムダなマーケティングはもう必要ない

    

このコラムで初めてマーケティングに触れた日はいつだったろうと思う。

いつだったか忘れてしまったけれど、たしかそのときの書き出しは「営業にとって、マーケティングに関する知識は重要」ということを書いた覚えがあります。
それ以来、このコラムでは、折に触れ、セールスライティングのこと、またコピーライティングの知識について書いてきました。

つい最近までは……。

でもマーケティングという言葉が、今度はなぜか不要な足枷のように感じられてきました。
そしていつのまにか「ムダなマーケティングはもう必要ない」とさえ思うようになっています。この辺の気持ちの移り変わりについては、このコラムをフォローくださっている読者の方には、ある程度伝わっていると思います。

  

ムダなマーケティングはもう必要ない

1 マーケティングに関する知識は重要

 

ただ誤解を避けるために言いますと、何もマーケティングとい考え方自体が誤りと感じているわけではありません。

かくいう筆者も、今後はデジタルマーケティングというもののお世話になる可能性だってあります。
ただ、たとえお世話になったにしても、これまでのように「マーケティングに関する知識は重要」とは思わないだろうと考えています。

何より筆者はマーケッターではありませんし、現役を離れた元営業マンに過ぎません。
そんな風に飛ばされてしまいそうな自分でも、この世を渡るのにヴィークルのようなものが必要です。

ヴィークルはそんなに大きなものではありません。筆者一人乗せたら、もう余裕はそんなにありません。
そこで考えたのは、自分自身を身軽にすることです。

そしてある時から決意して、筆者は断捨離に取り組みました。
現在も物質的なものと並行して、精神的な断捨離も随時進めています。

そしてこのときぶち当たったのがマーケティングへの関心です。そして結論を出しました。「ムダなマーケティングはもう必要ない」と。理由は先ほども言ったとおり、筆者はマーケティングの知識を専門に扱っているその道の専門家ではありません。 そして私という人間は、売ることがあまり得意とは言えませんが、たんに書くことを武器に生き延びてきただけの営業マンです。

    

2 物質的にも精神的にも身軽になれば可能なのこと

 

そして、そんな私は誇れることといえば、営業レターやニュースレターを駆使して商品やサービスを効果的に売ることです。

そう思った瞬間、これまで気にしていたコピーライティングの技能や知見は、もうどうでも良いものに思えてきました。

そんなこともあって、これまで仕事上で必要と思い登録していたメルマガはほとんど解除しました。

実際、最近はそれらにもう目を通してもいませんでした。

あと時間があれば今年中に、本や私物もあらためて整理できればと考えているところです。

「何だ。ようはそれって“断捨離のすすめ”じゃないか……」
たしかにそうかもしれません。筆者がやろうとしていること。それは、ただの断捨離です。

でも物質的にも精神的にも身軽になれば、今度は逆に魂(自分の中心)が際立ってきます。そして次にすることはそことの交流です。分かりやすく言うと自分自身との会話です。

筆者はよく分かりませんが、これが巷で言っている「マインドフルネス」に近いものかもしれません。

いちおうググってみると、

 

マインドフルネスとは、過去の経験や先入観といった雑念にとらわれることなく、身体の五感に意識を集中させ、「今、瞬間の気持ち」「今ある身体状況」といった現実をあるがままに知覚して受け入れる心を育む練習のこと

(マインドフルネスとは?【意味をわかりやすく】やり方|タレントマネジメントシステム「カカオナビ」より[1]

 

筆者は長い間、瞑想やマインドフルネスの状態が分からなかったのですが、もしそうだとしたら、どうやらこれをほとんど無意識のうちにやっていたことになります。 そしてやってみると分かりますが、それがとても心地好い行為なのですね。


[1] マインドフルネスとは?【意味をわかりやすく】やり方](https://www.kaonavi.jp/dictionary/mindfulness/)

  

3 このコラムも皆さんと同様、静かに成長しています

 

そしてこれが出来ることなのか、いまはまだ分かりませんが、魂との交流によって授かったことなどを、このコラムを借りて伝えていければとも考えています。

それには自分の精神状態をより波動の高い状態にし、魂との交流を続けることが大切です。

また本コラムで表れる言葉にも、以前と少し違うところがあるかもしれません。でも、営業、またモノを売ること(つまり皆さん)に役立つと思われることしか書かないつもりです。

その意味で「営業応援コラム」は、これまでと何ら変わりません。
ただ皆さんが成長するのと同じように、筆者も成長していかなければいけません。

そして何かが変わったことがあるとしたら、筆者の魂も少しずつ成長していると受け止めてください。 筆者もこれまでと変わらず、皆さまの健闘を、陰ながら祈っております。

  

 

  

   

記事提供:経営ビジネス相談センター(株) 代表取締役 中川 義崇

 

弊社は、日本で唯一の『営業マンのための人事考課制度』を専門的に指導するアドバイザリー機関です。

営業マンの業績アップを目的とした人事考課制度を構築するための指導、教育・助言を行っています。

また、人事考課制度を戦略的に活用し、高確率で新規顧客を獲得するための方法論を日々研究しています。