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専門コラム 第120話 プラン訓練は住宅の建築を体系的に学ぶのに役立つ?!

 

先日、鹿児島のとある工務店のメルマガを読んでいたら、ある言葉にくぎ付けになりました。

 

話を端折りますが、

Q:「どのようにしたら自分の家のプランが自分だけの力でできるか教えて!」

と、あるお客様からの問いがあり、それに答える形で

 

A:「日常的に訓練と体験を繰り返しているからです」

と返したようです。

 

実際には「なぜ、こんな間取りや家具(造作)が思いつくのですか? こんなプランは今まで見たことがない!」というものでした。

つまり質問の真意を翻訳すると、上記の内容だったようです。

 

     

プラン訓練は住宅の建築を体系的に学ぶのに役立つ?!

プラン力を養うことのもうひとつの利点は?

  

基本的なプラン力は、住宅営業の様々な場面で役立ちます。

 

営業がプランを書くことに批判的な声があることを、筆者は知っています。

それでもなお、筆者は、プラン力を養ったことを良かったと考えています。

 

どうしてそう思うか。

 

それは、お客様に「まともなプラン」をお見せすることができるようななったこともありますが、住宅の知識を増やすことにも大いに役立っているからです。

 

 

実はここのところ「どうすれば短期間で建築知識が付くだろう」と、始終考えていました。

そして冒頭で紹介した工務店さんのQ&Aで気付いたことは、営業もプランを作るようにすることで、建築知識が増やせるということ。

しかも体系的に学べます。

 

実際にプランを作るようになると、建物のノリの良さを求め、できるだけ無駄のない自然な架構に注意が向きます。

この感覚が身に付いただけでも、お客様にはよりリアルに住宅の構造を解説できます。

 

またプランを作ると、例えば階段の蹴上高についても意識し始めます。

階高、天井ふところなども、適切なサイズを考えるようになるでしょう。

そうなると15段上がりと16段上がりのどちらが良いか、具体的な数字で説明できます。

 

これが、自分が作ったプランということなら、現場で確認したくなるのは至極自然なことです。

そうすると自然に現場に出向く回数も増え、次第に職人さんと話す機会も多くなるでしょう。

そして職人さんが継続して仕事ができるよう、営業として現場を取らなくてはと考えるようになります。考えてみれば良いことずくめです。

   

     

プランづくりは心身が若いうちに始めるほうがトク

   

また営業が図面に強くなれば、家具や家電製品のサイズにも自ずと強くなります。

そうなると、例えばキッチン回りに置くもの、ダメなものが基本設計の段階で解説できます。

 

しかしここで「営業にもプラン力を!」と言うつもりはありません。

 

ただ若い方に進言したいことは、営業だからプランを書くのはおかしいという考え方を、安直に飲まないほうがいいということ。

 

例えばそれが会社の考え方だとしても、あなたがその会社に一生いるわけでも、会社が一生あなたの面倒をみてくれるわけでもありません。

あなたが必要だと思ったら、プランをトレーニングのつもりで書いてみればいいのです。

 

プラントレーニングは歳行ってからでも始められますが、外国語と同じで、若いうちから書いたほうが早くものにできます。

 

しかも住宅のプランを正しく、そして上手く書ける人は割と限られます。

一級建築士だから、プランが上手く書けるわけではありません。

逆も然りで、建築士の資格などなくても、住宅プランを上手に書く人はたくさんいます。

 

住宅の間取りは、建築空間を捉えるセンスと場数の多さがものを言う世界です。

心と身体がフレッシュなうちに始めたほうが上達も早いのです。

   

  

住宅プランは建築を体系的に学ぶ際に役立つ  

  

それが分かったら、冒頭のQ&Aのように「日常的に訓練と体験を繰り返」すだけです。

 

仮に書いたプランを見せられる場面がなくても、営業はトレーニングのつもりで住宅プランを書いてみましょう。

ここで注意したいことは、トレーニングというからには、建築基準法の法規制限や都市計画を無視しないことです。

 

また平面図だけではなく、必ず立面図も書くように訓練します。

軒の出寸法も地域性を考慮して記入してください。

そうすると建物について疑問点が自ずと出てくるでしょう。

そして分からないことは、先輩に聞くか書籍で勉強します。

 

それを繰り返すだけでも、建物知識もプラン表現も、一年ほどでライバルと格段の差がつくはずです。

 

もちろんこれは強制ではありません。

 

ただあなたが若く、皆と違ったやり方をしたい方にはおすすめです。

 

皆さんの健闘を祈っております。

 

  

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